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東京駅雑学20選

東京駅は1日に何人利用する?利用者数と日本最大級の駅である理由

第10話 / 全20話

東京駅は1日にどれくらいの人が利用しているのでしょうか。最新の利用者数と、新幹線・在来線・地下鉄などが集まる日本最大級のターミナルである理由を分かりやすく紹介します。

東京駅は、いつ行っても人が絶えません。

平日の朝も、休日の昼も、コンコースは人の流れが途切れないほどです。

では実際のところ、東京駅の利用者数はどれくらいなのでしょうか。この記事では、公表されている最新の数字と、その背景を紹介します。

結論:1日平均43万人以上が乗車している

先に答えをまとめます。

  • JR東日本が公表している2024年度の東京駅の1日平均乗車人員は434,564人です
  • JR東日本エリア内では新宿駅、池袋駅に次ぐ3位です
  • ただしこの数字は「乗った人」だけの集計で、実際に駅を行き交う人はもっと多くなります

つまり東京駅の利用者数を語るときは、この43万という数字が何を指しているのかを押さえておく必要があります。

1日に何人利用する?

最新データ(2024年度)

JR東日本は毎年、各駅の乗車人員を公表しています。2024年度のデータは2025年9月に公開されました。

順位 駅名 1日平均乗車人員(2024年度)
1位 新宿 666,809人
2位 池袋 499,128人
3位 東京 434,564人

2024年度は、上位100駅すべてが前年度を上回りました。中でも東京駅は前年比107.6%と、伸び率が目立っています。

※本記事執筆時点(2026年7月)で公表されている最新年度は2024年度です。

「乗車人員」と「利用者数」は別のもの

ここが混同されやすいポイントです。

JR東日本が公表しているのは乗車人員、つまり「その駅から電車に乗った人」の数です。降りた人は含まれていません。

降車人員は公表されていないため、駅全体を行き来する人数は、この数字よりも多くなります。

この数字に含まれないもの

さらに、この統計はJR東日本の集計です。次のものは含まれていません。

  • JR東海の改札を利用する東海道・山陽新幹線の利用者
  • 東京メトロ丸ノ内線の利用者
  • 改札を通らずに駅構内や地下通路を通り抜ける人

体感として「もっと多いのでは」と感じるのは、こうした人たちも同じ空間を歩いているためです。

なぜこんなに多い?

2種類の新幹線が集まる

東京駅には、JR東海の東海道・山陽新幹線と、JR東日本の東北・北海道・山形・秋田・上越・北陸新幹線が乗り入れています。

西日本方面と東日本方面、どちらの新幹線も発着する駅は限られています。長距離移動の起点として利用が集中する理由のひとつです。

在来線の数が多い

在来線も充実しています。東海道線、上野東京ライン、中央線、山手線、京浜東北線、横須賀・総武快速線、京葉線・武蔵野線が発着します。

通勤・通学から空港アクセス、レジャーまで、目的の異なる路線が一か所に集まっている形です。

東京メトロ丸ノ内線との接続

丸の内側では、東京メトロ丸ノ内線とも接続しています。

銀座・新宿方面や、大手町・池袋方面へ地下で乗り継げるため、JRと地下鉄を組み合わせて使う人の流れも生まれます。

丸の内というオフィス街

駅の西側に広がる丸の内・大手町は、日本有数のオフィス街です。

平日の朝夕に人が集中するのは、この立地によるところが大きいといえます。

観光の起点でもある

加えて、駅舎そのものが観光地です。

丸の内駅舎は国の重要文化財であり、皇居や銀座も徒歩圏にあります。近年は海外からの旅行者の利用も増えています。

日本を代表する鉄道ターミナル

東京駅の特徴は、単に人数が多いことではありません。

新幹線、通勤路線、空港アクセス、地下鉄という性格の異なる交通が、ひとつの駅に集約されている点にあります。

乗車人員だけを見れば新宿駅や池袋駅のほうが多くなります。しかし、全国各地へ直接つながる路線網という点では、東京駅は他に代えがたい位置にあります。

また、東海道本線をはじめとする多くの路線の起点でもあり、駅構内には距離の基準となる0キロポストが置かれています。数字には表れない「中心」としての役割を持つ駅です。

現地で感じてみよう

数字を知ったうえで歩くと、駅の見え方が変わります。

まずおすすめしたいのが、中央通路のコンコースです。改札の内外を行き来する人の流れを眺めていると、43万人という数字の大きさを実感できます。

東京駅中央通路コンコースを行き交う人の流れ
中央通路のコンコース。時間帯を問わず人の流れが続きます。

もうひとつは、丸の内駅前広場です。

ここでは、駅から出てくる人と、これから入る人の両方を一度に見ることができます。ベンチもあるので、少し休みながら観察するのに向いています。

丸の内駅前広場から眺める東京駅丸の内駅舎と行き交う人々
丸の内駅前広場。駅舎を眺めながら人の流れを観察できます。

平日の朝8時前後と、休日の昼過ぎでは、人の流れの向きも速さもまったく違います。時間を変えて訪れると、その差がよく分かります。

まとめ

最後に整理します。

  • 東京駅の利用者数は、2024年度の1日平均乗車人員で434,564人
  • JR東日本エリア内では3位(1位は新宿、2位は池袋)
  • 乗車人員は「乗った人」のみの集計で、降りた人は含まれない
  • JR東海の新幹線や東京メトロ丸ノ内線の利用者も、この数字には含まれない
  • 新幹線・在来線・東京メトロ丸ノ内線が集まる立地と、丸の内のオフィス街が利用の多さを支えている

人の多さそのものが、この駅の役割を物語っています。

第11話では「東京駅の地下はなぜこんなに広い?」を紹介します。

参考資料

  • JR東日本「各駅の乗車人員 2024年度」
  • JR東日本 プレスリリース「2024年度各駅の乗車人員等のデータ公開について」(2025年9月12日)
  • JR東海 東京駅案内
  • 東京メトロ

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